この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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ある夏の日に、彼の一言で俺はサングラスをかけなくなった。
「なあ、サングラス、やめへん?」
「アーン?なんでだ?」
「お前がどこ向いとるかわからへんねんもん。」
跡部はその言葉を聞くと、サングラスを外し、その場に捨てた。
「侑士、こっち向け。」
「なん?」
忍足が振り向いた瞬間にキスをする。
「景ちゃん今日は積極的やな。」
「なっ…!べつにそういう意味でしたんじゃねぇよ!」
顔を真っ赤にして言い訳をする跡部が可愛くて思わず抱きしめしまった。
「グラサンはかけへんでな?俺こう見えて嫉妬深いねん。」
「じゃあお前も俺が嫉妬するようなことすんじゃねぇよ。」
「…景ちゃん嫉妬してくれたん?いつ?」
「ばっ…!!してねぇよ!今のは忠告だ!」
「かわええなぁ、隠さんでもええやろ?今日帰ったらご褒美やるからな?」
「……っ////」
サングラスをかけるようになったのは、小学生になってからだった。
両親が、かけるように言ったから。
なんでも、命を狙われるような人間はかけるものだということだった。
自分の特徴が、目元に集中していたからかも知れない。
蒼い双眼に右目の下の泣きボクロ。
これを隠すのに、サングラスは抜擢だった。
家や学校では外していたが、外出は必ずかけていた。
しかし、自分はもう大人。狙われたとしてもある程度対処法は知っている。サングラスなんてものに頼っていては俺様の美しさが廃る。
今回だけはお前の言うこと聞いてやるよ。
ただし、俺様に嫉妬させるんじゃねぇからな。
その時はお前の眼鏡かち割ってやる。
覚悟してろよ?
「景ちゃん何考えてるん?俺そっちのけで。」
「腹減った。」
「…はいはい。ほな、タコ焼きでも食い行こや。いい店知っとんねん。」
「…タコ焼きってなんだ?」
「やっぱりな、知らんと思ったわ。言っとくけど、タコの丸焼きちゃうからな。」
「違うのか…。」
「ほな行こや?」
「あぁ。」
その日の夜、忍足に眠りを妨げられ、動けなくなったのはまた別の話。
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