この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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きらきらと光る星空に
永遠の愛を誓って。
笹にくくった短冊が揺れた。
7月7日、七夕。
夏真っ盛りの東京では、祭が行われていた。
もちろん忍足は跡部を連れて、祭に参加していた。
「景吾、何か食べたいのある?」
「ん、あのふわふわしたのは何だ?」
水色に色とりどりの華が描かれた浴衣に、太陽に照らされて金に映える髪がなんとも美しいコントラストを奏でている。
綺麗なビー玉のような蒼い瞳で、近くにあったわたあめ屋を指して問う姿は、年相応の可愛らしさを感じられた。
「あれは、わたあめ言うんやで。甘くて美味しいから景吾も気に入ると思うで。」
跡部は無類の甘いもの好きだ。
そんなものに跡部が食いつかない訳がない。
「食べてみたいっ!」
綺麗な瞳をきらきら輝かせてねだる姿は可愛いと言わずして何と表現しよう。
俺は跡部と一緒にわたあめをひとつ買った。
気に入ったのか、夢中で食べつづける跡部の口の周りには溶けたわたあめが付いていた。
「景吾、美味しい?」
「うん!」
ニコっと笑って、なおも食べつづける跡部の顎を掬って周りに付いたわたあめを舐め取る。
すると跡部は顔を真っ赤にして睨んできた。
「あのな、こんな人が大勢いる所でそんなことするなよ…。」
「大丈夫、みんな見てへんよ。」
照れる恋人に触れるだけのキスをして手を繋ぐ。
「せめて今だけ、繋がせてな。」
跡部は顔を赤くして頷いた。
夕方になって、テニス部の皆と合流し、一通りまわった後、一本の大きな笹が目に入った。
数々の短冊が付けたられた笹は、神に届くように天に伸びていた。
「なぁ侑士!短冊書こうぜ!」
赤髪のおかっぱを揺らしてぴょんぴょん跳ぶ岳人に呆れながらも、皆で短冊を書くことに賛成した。
「ひよ、どんな願い書いたの?」
「下剋上出来ますように。ですよ。」
「こんな時にも下剋上かよっ!?」
「宍戸さんはどんな願い書いたんですか?」
「あ、こら見るな!!」
「長太郎と一緒にいられますように………宍戸さん可愛すぎるっっ!!」
ダブルス組は周囲の目を気にもせずイチャイチャしている。
俺も何かイチャイチャしたくなり、隣の跡部に話しかける。
「景ちゃんはどんな願い書いたん?」
跡部はサッと短冊を隠して顔を背けた。
「教えねぇよ。」
「俺は景吾とずっと一緒にいられますようにって書いたで?」
跡部の肩を抱き寄せて、そっぽを向いた頬をくにくにといじってやる。
跡部はかぁっと顔を赤く染めて俯き、短冊を見せてきた。
『侑士とずっと一緒にいられますように』
地球にいるのは法律という天の川に阻まれた、二人の彦星と織姫。
本当に繋がれる日は、いつになるのかはわからないが、短冊に願いを掛けて二人で祈ろう。
夜空に煌めく万の星に。
END
_____________
はい、今頃ですね(苦笑
7月から書き始めていたんですが、最後でどう終わらせるかに時間がかかってしまいました;;
こういうところで以心伝心してたらかわいい。
もっと甘いのを書けるようにがんばりたいです。
楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
2011.09.07 夜
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君が俺を好きだったなんて、言えなかった。
名前を呼んで
跡部が記憶喪失になった。
原因は転落事故。
頭部を強く打ち、仮死状態に陥った後、目を覚ました途端に記憶は無くなっていた。
「…誰ですか?」
いつもの跡部の声なのに、跡部が俺の名前を呼んでくれないだけで、まるで別人に見えた。
「精神や脳にダメージを受けています。治る可能性は充分にあります。時間はかかりますが。」
「そうですか、ありがとうございます。」
落ち着かず、眼鏡を触ってみたり、髪を触ってみたり。
今の跡部には、知らない男が病室にいる、ということになるだろう。
「あの、あなたは誰ですか?俺を知っていますか?」
「あぁ、すまへんなぁ。俺は忍足侑士いうんや、よろしくな。」
約二年前に言った自己紹介。
痛々しい矢が容赦なく突き刺さる。
「忍足さんですか。すいません。俺、自分が誰なのか分からないんです。思い出そうとしても何も出て来ないんです。」
敬語が不自然で、聞き慣れなくて、思わずポーカーフェイス。
「俺はあんたのこと知ってるで。」
「本当ですか!?教えて下さい!俺のことを。」
あれから跡部は記憶の大体を思い出し、普通の生活ができるようになるまで回復した。
「これは、言わんでええ。」
自分に言い聞かせるように、声に出す。
俺の名前を呼ぶお前はもう、
どこにもいない。
(景吾、還ってきて…)
END
______________________
ずっと書きたかった記憶喪失ネタです。
こんなことになったら悲しいですね。
初めて(?)甘くないものを書きました。
楽しいんですけどね、自給自足はできないものですw
楽しんで読んでくださると嬉しいです。
2011.09.07 夜
綺麗な綺麗な紅い雫。
綺麗な綺麗な白い肌。
大好きなんだ。
流れる雫に託すのは、どうかこの思いが無くなる事。
BLOOD OR TEARS
手首に出来た紅い線から、紅い雫が落ちる。
紅に彩られる白い肌を、ただただ眺めていた。
「すいません、気分が優れないので保健室行ってきます。」
跡部がそう言って席を立ち、教室を出て行った。
その様子を何回見ただろうか。
忍足はそんなことを思いながら跡部の背中を見送った。
跡部が教室を出て向かった場所は、保健室ではなく屋上。
片手にはカッターナイフ。
跡部は度々屋上に来ては自分を傷付けていた。
屋上に着くと、タンクの後ろに身を隠す。
腰を下ろして袖をめくる。
シャツに劣らない程の白い肌に無数に付けられた紅い跡。
跡部はひとつの跡にカッターを当てて軽く刔った。
「…っ……」
快感にも似た痛みが全身を駆け巡る。
跡部はさらにカッターを横にスライドする。
新たに付けられる紅い跡。
そこから溢れ出す液体は跡部の白い肌を彩っていく。
不意に掠めた鉄の薫りに気をよくして、新たな場所に刃を当てる。
しかし、日々繰り返すうちに覚えてしまった場所では足らなくなってしまって。
跡部は首筋に刃を当てた。
「くっ…ぁ…」
感じたことのない痛みが跡部を襲う。
身体が浮遊する感覚を覚えた頃には身体は倒れていた。
最初に見たのは白い天井。
目が覚めたばかりの頭では、どうして、としか思えなかった。
「目、覚めたんか。」
不意に聞こえた言葉。
横を向けば、随分と見馴れたチームメイト。
「おした、り。ここは?」
「病院や。跡部って言ったら一番奥の個室に通されたわ。」
病院か、なら静かなのも頷けると、納得する。
そして一つの謎が浮かび上がる。
「忍足はなんでここにいるんだ?」
そう、ここが病院ならば忍足なんていなくても良い。
制服姿の忍足は、ずっとここにいた様に椅子に座り、本を持っていたから。
随分前からここにいたのだろう。
面会時間なんて気にしないとばかりに。
「せやかて、目覚めたら一人って寂しいやろ?俺は嫌やなぁ。」
そう言ってにこりと笑う忍足は、何故か悲しそうで。
「目が覚めて、跡部のいない世界に来てもうたら、我慢でけへんもん。」
「目、覚めてよかった…。」
涙が、落ちた。
「死なんで、良かった…っ!」
滴る綺麗な綺麗な涙。
紅い雫はもう、
流さなくて済みそうだ。
(大好きやった…。)
(俺も…。)
(両思いやね。)
END
__________________________
もしかしたら同じ題名の小説あげてるかもしれませんが、そのときはこれとそれは別物です。
気にしないでお読み下さい。
この頃私が欝気味なのか跡部に自傷行為ばっかりさせてますね。
苦手な方はすいませんでした。
でもやっぱり甘いのが好き!!←
バカっぽい忍跡もいいよね!
楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
2011.09.05 夜
現実に生きる僕たちは、
地獄から這い出るために戦い続ける。
Real of Hell
「俺はこのまま生きていても、意味が無い。」
一人、金の髪を持つ男は呟いた。
「俺は愛されることはない。愛されてはいけないんだ。」
蒼い石を嵌めたような綺麗な瞳には大粒の涙。
「ずっと一人なんて、嫌だ。」
御曹司という肩書きに囚われ、近づく人々は皆財産目当て。
俺、”跡部景吾”という人物など見えていない。
全てはその苗字に秘めた財産の山。
男女など関係無しに名前に釣られた馬鹿ばかり。
そんな人生はもうとっくに飽きてしまった。
だからといって、別の人生を歩めることはない。
ならば、終わらせるしかないと思い立った。
だから俺はこんな場所にいる。
月の良く見える高台。
身体を撫でる冷たい風が心地好い。
大好きなテニスコートを一望出来る素敵な場所。
俺は今から、大好きなテニスコートに飛び込む。
自分を唯一愛してくれたテニスラケットと一緒に。
手に馴染んだグリップを握り締めて、柵を越える。
もう、隔てる物は何も無い。
「どうか来世では、俺を愛して…」
飛び降りた――――――――
「待ちや!!!!」
低い大阪訛りの声が、俺を止めた。
振り向けば、夜空にも劣らぬ闇色の髪と瞳。
自分とあまり変わらない身長に、同い年位だと悟る。
丁度今上がってきたとばかりの息遣いに、顔には数滴の汗が浮かんでいた。
「…何か用か?」
不意に出た言葉はそんなつれない言葉。
本当は、止めてくれたの?とか助けてくれたの?とか言うべきなんだろう。
だけど俺は出来なかった。
黒髪の男はツカツカと俺の側まで歩いて来た。
「先ずは柵の中に入り。話はそれからや。」
鋭い目つきに有無を言わせぬ言動とオーラ。
俺は抵抗せずに柵の中に戻った。
「よし、えらい。君、名前は?」
「景吾。お前は?」
「忍足侑士や。今にも自殺しそうやったから止めに来たんやけど、違った?」
「止めなくて、よかったのに、な。」
全部話してしまおう。
何も知らない、今日初めて出会ったこの男に。
コイツが俺を心から愛してくれることなんてきっと無いから。
跡部という苗字の元に生まれ、
日々期待の目で見られ、
大人達に囲まれて、
広い寂しい部屋に入れられ、
日々苦しい生活を強いられてきた。
忍足はそんな俺の愚痴とも言える話を笑わずに聞いていた。
「俺はもううんざりなんだよ!跡部がなんだ!?俺は俺だ!まだ中学にあがったばかりのガキなんだよ!普通に生活も出来ないただの子供なのに過度な期待に煽られ跡部家の御曹司として育てられる!!地位なんて要らない!俺はみんなと同じ生活がしたいだけなのに!」
泣きわめく俺をどう思っただろう。
息を切らしながら忍足を見た。
「なんで、お前が泣いてんだよ…っ!」
忍足はまるで自分のことのように大粒の涙を流していた。
「辛かったなぁ…。」
「お前に何がわかるんだよぉ!」
違う、本当に言いたいことはこんなことじゃない。
「俺も医者の息子でな、なんせ有名やからそれなりに期待されるんよ。大阪から反対押し切ってこっち逃げてきたんや。」
親近感なんて安っぽい言葉では片付けられない何かが生まれた。
同じ悩みを持つ者同士。
この出会いは偶然か運命か。
「なぁ、だから一緒に…」
戦わへん?
逃げてきた末路は
一人の戦友と
痛烈な過去。
孤独な二人が降り立ったのは
死骸の転がる、現実。
(兎にも角にもこの世は生き辛い)
END
________________
最近似たような小説しか書けなくて困ってます。
弱音を吐く跡部も好きです。
バレンタイン7000個おめでとうございます。跡部様。
シリアスだけどやっぱり甘い、っていう忍跡が好きですw
楽しんでいただけると嬉しいです。
2011.09.05 夜
地獄から這い出るために戦い続ける。
Real of Hell
「俺はこのまま生きていても、意味が無い。」
一人、金の髪を持つ男は呟いた。
「俺は愛されることはない。愛されてはいけないんだ。」
蒼い石を嵌めたような綺麗な瞳には大粒の涙。
「ずっと一人なんて、嫌だ。」
御曹司という肩書きに囚われ、近づく人々は皆財産目当て。
俺、”跡部景吾”という人物など見えていない。
全てはその苗字に秘めた財産の山。
男女など関係無しに名前に釣られた馬鹿ばかり。
そんな人生はもうとっくに飽きてしまった。
だからといって、別の人生を歩めることはない。
ならば、終わらせるしかないと思い立った。
だから俺はこんな場所にいる。
月の良く見える高台。
身体を撫でる冷たい風が心地好い。
大好きなテニスコートを一望出来る素敵な場所。
俺は今から、大好きなテニスコートに飛び込む。
自分を唯一愛してくれたテニスラケットと一緒に。
手に馴染んだグリップを握り締めて、柵を越える。
もう、隔てる物は何も無い。
「どうか来世では、俺を愛して…」
飛び降りた――――――――
「待ちや!!!!」
低い大阪訛りの声が、俺を止めた。
振り向けば、夜空にも劣らぬ闇色の髪と瞳。
自分とあまり変わらない身長に、同い年位だと悟る。
丁度今上がってきたとばかりの息遣いに、顔には数滴の汗が浮かんでいた。
「…何か用か?」
不意に出た言葉はそんなつれない言葉。
本当は、止めてくれたの?とか助けてくれたの?とか言うべきなんだろう。
だけど俺は出来なかった。
黒髪の男はツカツカと俺の側まで歩いて来た。
「先ずは柵の中に入り。話はそれからや。」
鋭い目つきに有無を言わせぬ言動とオーラ。
俺は抵抗せずに柵の中に戻った。
「よし、えらい。君、名前は?」
「景吾。お前は?」
「忍足侑士や。今にも自殺しそうやったから止めに来たんやけど、違った?」
「止めなくて、よかったのに、な。」
全部話してしまおう。
何も知らない、今日初めて出会ったこの男に。
コイツが俺を心から愛してくれることなんてきっと無いから。
跡部という苗字の元に生まれ、
日々期待の目で見られ、
大人達に囲まれて、
広い寂しい部屋に入れられ、
日々苦しい生活を強いられてきた。
忍足はそんな俺の愚痴とも言える話を笑わずに聞いていた。
「俺はもううんざりなんだよ!跡部がなんだ!?俺は俺だ!まだ中学にあがったばかりのガキなんだよ!普通に生活も出来ないただの子供なのに過度な期待に煽られ跡部家の御曹司として育てられる!!地位なんて要らない!俺はみんなと同じ生活がしたいだけなのに!」
泣きわめく俺をどう思っただろう。
息を切らしながら忍足を見た。
「なんで、お前が泣いてんだよ…っ!」
忍足はまるで自分のことのように大粒の涙を流していた。
「辛かったなぁ…。」
「お前に何がわかるんだよぉ!」
違う、本当に言いたいことはこんなことじゃない。
「俺も医者の息子でな、なんせ有名やからそれなりに期待されるんよ。大阪から反対押し切ってこっち逃げてきたんや。」
親近感なんて安っぽい言葉では片付けられない何かが生まれた。
同じ悩みを持つ者同士。
この出会いは偶然か運命か。
「なぁ、だから一緒に…」
戦わへん?
逃げてきた末路は
一人の戦友と
痛烈な過去。
孤独な二人が降り立ったのは
死骸の転がる、現実。
(兎にも角にもこの世は生き辛い)
END
________________
最近似たような小説しか書けなくて困ってます。
弱音を吐く跡部も好きです。
バレンタイン7000個おめでとうございます。跡部様。
シリアスだけどやっぱり甘い、っていう忍跡が好きですw
楽しんでいただけると嬉しいです。
2011.09.05 夜
愛してるって言われたい。
幸福の薔薇二つ
まるで壊れ物の様な扱いで、俺、跡部景吾は生きてきた。
両親はいつも家にはおらず、周りに居るのは執事とメイド。
心の支えになっていたのは、月に一度かかってくる、両親の電話だった。
「景吾、いい子にしてた?執事さんたちに迷惑かけていない?ごめんね。帰ってこれなくて。でもママはちゃあんと景吾のこと愛してるからね。」
「景吾、今月も帰ってやれずすまない。久しぶりにプレゼントを買ったんだ。来週くらいには届くから、楽しみにしていなさい。来月には帰れるようにスケジュールを組んでいる。その時はたくさんママとパパと遊ぼうな。」
愛を感じられる電話が楽しくて、笑っていられるけど、やっぱり寂しくて。
電話を切った後は毎回部屋で泣いていた。
中学生になって、恋人ができた。
男だけどそれなりに俺のことを理解してくれているいいやつだ。
忍足侑士。
氷帝の天才と呼ばれるテニスプレイヤー。
その実力は明白で、悠々とレギュラーの座に構えている。
そんな忍足が知らずと気になっていて、自然と目で追っていた。
ある日、珍しく携帯に両親から電話がかかってきた。
いつものように愛の感じられる会話をして電話を切る。
すると、学校だというのも忘れて泣いてしまっていたんだ。
忍足はそんな俺を、けなすでもなく、ただ抱きしめてくれた。
その温もりが懐かしくて、無意識に俺は、忍足に縋り付いていた。
その出来事がきっかけとなり、俺達は付き合うことになった。
忍足は毎日のように俺に愛を囁く。
俺はいつもその言葉と優しさに、助けられている。
「愛してるで、景吾。」
「俺も、侑士愛してる。」
愛をくれる存在に、今度は俺が愛をあげよう。
俺のような寂しさを、感じる人がいなくなるように。
END
薔薇 (愛情) (僕は貴方を愛する)
_________________
はい。花言葉小説第3弾です。
一発書きなのでストーリー性がないです^^;
書いてもらいたい花言葉があったらコメントくれると嬉しいです^^
2011.07.26 夜
幸福の薔薇二つ
まるで壊れ物の様な扱いで、俺、跡部景吾は生きてきた。
両親はいつも家にはおらず、周りに居るのは執事とメイド。
心の支えになっていたのは、月に一度かかってくる、両親の電話だった。
「景吾、いい子にしてた?執事さんたちに迷惑かけていない?ごめんね。帰ってこれなくて。でもママはちゃあんと景吾のこと愛してるからね。」
「景吾、今月も帰ってやれずすまない。久しぶりにプレゼントを買ったんだ。来週くらいには届くから、楽しみにしていなさい。来月には帰れるようにスケジュールを組んでいる。その時はたくさんママとパパと遊ぼうな。」
愛を感じられる電話が楽しくて、笑っていられるけど、やっぱり寂しくて。
電話を切った後は毎回部屋で泣いていた。
中学生になって、恋人ができた。
男だけどそれなりに俺のことを理解してくれているいいやつだ。
忍足侑士。
氷帝の天才と呼ばれるテニスプレイヤー。
その実力は明白で、悠々とレギュラーの座に構えている。
そんな忍足が知らずと気になっていて、自然と目で追っていた。
ある日、珍しく携帯に両親から電話がかかってきた。
いつものように愛の感じられる会話をして電話を切る。
すると、学校だというのも忘れて泣いてしまっていたんだ。
忍足はそんな俺を、けなすでもなく、ただ抱きしめてくれた。
その温もりが懐かしくて、無意識に俺は、忍足に縋り付いていた。
その出来事がきっかけとなり、俺達は付き合うことになった。
忍足は毎日のように俺に愛を囁く。
俺はいつもその言葉と優しさに、助けられている。
「愛してるで、景吾。」
「俺も、侑士愛してる。」
愛をくれる存在に、今度は俺が愛をあげよう。
俺のような寂しさを、感じる人がいなくなるように。
END
薔薇 (愛情) (僕は貴方を愛する)
_________________
はい。花言葉小説第3弾です。
一発書きなのでストーリー性がないです^^;
書いてもらいたい花言葉があったらコメントくれると嬉しいです^^
2011.07.26 夜
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