title="ATOM" href="http://yoru.kakuren-bo.com/ATOM/"> LARMES えのころぐさ 忍者ブログ
この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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「ゆうしおにーちゃん!けぇごとあそんでぇ!」


2月中旬、真冬の空は晴天。地面には昨夜降った雪が積もっていた。

ドアを開けると、5歳の小さな男の子が、白いコートを着て耳当てをして立っていた。


「景吾!よう来たなぁ。」

「けぇごね、ゆうしおにーちゃんとあそびたいの!」

「ええよ。寒いから中入り?」

「おじゃましますっ。」

「はーい。」


忍足の部屋は暖房が効いていて暖かくなっていた。


「景ちゃん寒ない?」

「だいじょうぶ!ゆうしおにーちゃんのおへやあったかいから。」

「そか、ならええんや。ちょっと待っとってな。ホットミルク作ったるからな。」

「うん!ありがとう。」

「どういたしまして。」


忍足はキッチンに立って、小さなマグカップと、大きなのマグカップを取り出して、小さい方には牛乳を並々入れ、電子レンジに入れる。
大きい方にはコーヒーを入れてポットからお湯を注ぐ。


跡部はカーペットの上に座って、着ていたコートを脱いでたたんでいる。


電子レンジから牛乳の入ったマグカップを取り出して砂糖をたっぷりと入れ、かきまわした。


おぼんに二つのマグカップを置いてリビングへと持って行った。


「景ちゃんミルクでけたで~。」
「はーい!」


跡部はテーブルの前に座ってマグカップを受けとった。
忍足は跡部の隣に座りコーヒーをすする。

「景ちゃん今日一人で来たん?」

「うん!えきまでミカエルにおくってもらってそこからひとりできた!」

「そーかぁ、景ちゃん一人で電車乗れたんやな。偉いで。」


跡部の頭を撫でる。
まだ耳のあたりが冷たい。


「ゆうしおにーちゃん、みみくすぐったいよぉ。」


きゃははと可愛らしく笑う子が愛しくて堪らない。


「景ちゃん、俺のこと好き?」


素朴な疑問。
だが、忍足にはとても重要なことで。


「けぇごおにーちゃんだいすきだよ!ちがかったらけぇごあそびこないもん。」


満面の笑顔でそう言った。


「景ちゃんありがとぉ!おにーちゃんもけぇごのこと大好きやでぇ!」


勢い余ってきつく抱きしめたあとに頬にキスをする。


「ゆうしおにーちゃんとりょうおもいだね!けぇごうれしいっ。」


そう言うと跡部も、忍足の真似をして忍足の頬にキスをした。


しばらくそのまま部屋で時間を過ごし、昼ご飯を終え、暇を持て余した。


「ゆうしおにーちゃん。」

「どないした?」

「ゆきだるまつくろ!」


凛々とした瞳でにこやかに言う跡部に、自然と笑顔になる。


「せやね!準備しよか。」

「うん!」


壁に掛けた跡部のコートと自分のコートをとり、先に跡部に着せる。
耳当てと、手袋をさせて外に出させた。


「ゆうしおにーちゃん!はやくはやくぅ!!」

「そんなに急いでも雪さんは逃げへんで~。」


と、言いつつも早く跡部の側に行きたくてならない。
急いでコートを着て手袋をして外に出る。


エレベーターで下に降りて雪を踏む。
雪は7cmほど積もっていた。


「これなら雪だるま作れるやろ。」


そんなことを言っている間に、跡部は雪玉を転がしている。


しばらくして雪だるまが完成した。


「できたぁ!!」

「景ちゃん上手やなあ。」

「すごいでしょ。」

「すごいすごい。せっかくやから写真撮ろう。カメラ持って来るな。」


くるりとマンションの方へと戻ろうとすると、ぐいっと腕を引っ張られた。

「けぇごもいく。」

「わかった。手繋ごか。」

「うんっ。」


ぎゅうっと握る感覚が可愛らしくて思わず笑みがこぼれた。


自分の番号の部屋に入り、三脚とカメラを持って下に行った。

雪だるまの前で二人で写真を撮って部屋に戻った。


「景ちゃんなんか飲むー?」

「ココアのむー。」

「了解。」


ココアを二人のマグカップに入れてリビングに持っていくと、小さな恋人はすやすやと眠っていた。


「疲れたんやな…。なんせ一人で来たんやし。」


跡部に毛布を掛けて、隣に座る。
頭を撫でると、小さな寝言が聞こえた。


この子にはもっといろんな事を教えてあげたい。
テニスや、学校の事などなんでもいいから景吾と話したい。
もっといろんな思い出を作りたい。
そして、どんな思い出も写真に撮って二人で話したいなぁ…。


愛嬌があって、遊ぶことが好きなこの子は、10月4日に生まれた天使の子。
えのころぐさとは、この子のためにある花だろう。



_________________________________________
キリ番1000リクさあり様に捧げる単品でございます。
バカップルでラブラブなものとされたのですが、
こんな形になってしまいました;
しょたべを書くのは初めてではないのですが、どうでしょうか?
甘甘には仕上げられたと思います。
不満等ございましたらコメント等よろしくお願いします。
2011.1.6

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