この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お前と飲むコーヒーは苦く、そして甘い…
コーヒーとキス
早朝と言うよりはまだ夜中、午前3時に目が覚めた。
もう冬とあってか外にはまだ日が出る気配すらない。
部屋が寒く、吐いた息が白む。
隣で眠る恋人は、気持ちよさそうに寝息をたてていた。
妙に目が冴え、再び眠ることが出来なくなってしまった。
跡部は薄い毛布に包まり、寝室を出た。
リビングは人がいなかったせいか、寝室よりも寒く、身が縮こまる。
「(コーヒーでも飲むか・・・)」
そう思い立って、湯を沸かそうとキッチンに向かった。
あまりキッチンに立った事がない跡部は、少しおぼつかない手つきでポットに水を注いでいく。冷たい水だと、直ぐに沸かないと思ったが、読書で時間を潰そうと思い、そのまま全部注いだ。
注ぎ終わってスイッチを押し、ソファに座る。
ローテーブルの上にある、読みかけの本を手に取り、栞が挟んであるページを開く。
パラパラと、ページをめくる音だけが静かなリビングに響く。
30分程経って、やっと湯が沸いた。ポットの音が、読書の世界から跡部を現実へと戻した。
コーヒーを淹れていると、リビングの扉が開いた。そちらを振り向くと、見ただけでも寝起きだと分かるような顔をした俺の恋人、忍足侑士がいた。
忍足は、キッチンにいる跡部に気付き、片手を挙げた。
「おはよ」
「ああ、おはよお」
気だるげな声で返事をし、目線をコーヒーへと移す。すると、忍足は静かな足取りで跡部の隣に来る。
何かと思い、チラリと忍足を見ると、ふいを突かれてキスをされた。
「ん・・・」
こいつとのキスは、どのスイーツよりも甘い。
厳選された最高級のマンゴープリンよりも濃厚で、無農薬で育てられた小豆を使った出来立てのお汁粉よりも温かく、甘い。
しばらくキスを堪能し、忍足の分のコーヒーを淹れる。
マグカップは、跡部のが白、黒のほうが忍足とおそろいで買ったもの。
コーヒーを淹れ終わると、黒いほうを忍足に渡す。
「おおきに、景ちゃん」
「ん。」
景ちゃんという呼び名。今は嫌いじゃなくなった。それほど俺も忍足のことが好きなのだろう。
2人でソファに座り、おそろいのマグカップで同じコーヒーを啜る。
「景ちゃん?今日はえらい早起きやな。まだ4時前やで?」
すると跡部はマグカップを見つめたまま、
「いいだろ別に。なんか目が冴えて眠れなくなっちまったんだよ」
そう言ってコーヒーを口に運ぶ。
忍足は跡部を見つめ、やがてマグカップに目を移しコーヒーを飲む。
「怖い夢でも見たん?それとも不眠症?」
ただ単に眠れなくなっただけで何も異常の無い俺を心配してくれるコイツは本当に優しいと思う。そんな忍足を見て、優しく笑う。
「隣に好きな奴がいて、幸せに眠れねぇほど俺は馬鹿じゃねぇぜ。アーン?」
「景吾…」
「な、なんだよ。」
急に名前を呼ばれて驚いたが、忍足はそのまま続ける。
「俺は幸せもんやな。」
顔を赤らめて満面に笑うから、不覚にもときめいてしまって。
「俺もな。」
俺も、忍足に負けないような満面に笑みを浮かべて。
きっと顔は忍足よりも赤かっただろうけど。
嗚呼、神様。いつまでもこの大好きな人と、苦いコーヒーを飲みながら、甘いひと時を過ごせますように。
_____________________________________________________
20101016sat Dear 八重子様
素敵小説を下さった気持ちです。どうぞ貰って下さい^^
いつもお世話になってます。こんな私と仲良くしてくれているので
そのお礼も兼ねて・・・
本当にもう私のお姉ちゃんになってく(自重
これからも宜しくお願いしますoyz
コーヒーとキス
早朝と言うよりはまだ夜中、午前3時に目が覚めた。
もう冬とあってか外にはまだ日が出る気配すらない。
部屋が寒く、吐いた息が白む。
隣で眠る恋人は、気持ちよさそうに寝息をたてていた。
妙に目が冴え、再び眠ることが出来なくなってしまった。
跡部は薄い毛布に包まり、寝室を出た。
リビングは人がいなかったせいか、寝室よりも寒く、身が縮こまる。
「(コーヒーでも飲むか・・・)」
そう思い立って、湯を沸かそうとキッチンに向かった。
あまりキッチンに立った事がない跡部は、少しおぼつかない手つきでポットに水を注いでいく。冷たい水だと、直ぐに沸かないと思ったが、読書で時間を潰そうと思い、そのまま全部注いだ。
注ぎ終わってスイッチを押し、ソファに座る。
ローテーブルの上にある、読みかけの本を手に取り、栞が挟んであるページを開く。
パラパラと、ページをめくる音だけが静かなリビングに響く。
30分程経って、やっと湯が沸いた。ポットの音が、読書の世界から跡部を現実へと戻した。
コーヒーを淹れていると、リビングの扉が開いた。そちらを振り向くと、見ただけでも寝起きだと分かるような顔をした俺の恋人、忍足侑士がいた。
忍足は、キッチンにいる跡部に気付き、片手を挙げた。
「おはよ」
「ああ、おはよお」
気だるげな声で返事をし、目線をコーヒーへと移す。すると、忍足は静かな足取りで跡部の隣に来る。
何かと思い、チラリと忍足を見ると、ふいを突かれてキスをされた。
「ん・・・」
こいつとのキスは、どのスイーツよりも甘い。
厳選された最高級のマンゴープリンよりも濃厚で、無農薬で育てられた小豆を使った出来立てのお汁粉よりも温かく、甘い。
しばらくキスを堪能し、忍足の分のコーヒーを淹れる。
マグカップは、跡部のが白、黒のほうが忍足とおそろいで買ったもの。
コーヒーを淹れ終わると、黒いほうを忍足に渡す。
「おおきに、景ちゃん」
「ん。」
景ちゃんという呼び名。今は嫌いじゃなくなった。それほど俺も忍足のことが好きなのだろう。
2人でソファに座り、おそろいのマグカップで同じコーヒーを啜る。
「景ちゃん?今日はえらい早起きやな。まだ4時前やで?」
すると跡部はマグカップを見つめたまま、
「いいだろ別に。なんか目が冴えて眠れなくなっちまったんだよ」
そう言ってコーヒーを口に運ぶ。
忍足は跡部を見つめ、やがてマグカップに目を移しコーヒーを飲む。
「怖い夢でも見たん?それとも不眠症?」
ただ単に眠れなくなっただけで何も異常の無い俺を心配してくれるコイツは本当に優しいと思う。そんな忍足を見て、優しく笑う。
「隣に好きな奴がいて、幸せに眠れねぇほど俺は馬鹿じゃねぇぜ。アーン?」
「景吾…」
「な、なんだよ。」
急に名前を呼ばれて驚いたが、忍足はそのまま続ける。
「俺は幸せもんやな。」
顔を赤らめて満面に笑うから、不覚にもときめいてしまって。
「俺もな。」
俺も、忍足に負けないような満面に笑みを浮かべて。
きっと顔は忍足よりも赤かっただろうけど。
嗚呼、神様。いつまでもこの大好きな人と、苦いコーヒーを飲みながら、甘いひと時を過ごせますように。
_____________________________________________________
20101016sat Dear 八重子様
素敵小説を下さった気持ちです。どうぞ貰って下さい^^
いつもお世話になってます。こんな私と仲良くしてくれているので
そのお礼も兼ねて・・・
本当にもう私のお姉ちゃんになってく(自重
これからも宜しくお願いしますoyz
PR
この記事にコメントする
カレンダー
| 05 | 2026/06 | 07 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |
来訪者様
最新記事
(01/01)
(10/15)
(07/26)
(03/20)
(01/09)
(10/25)
(10/15)
(09/19)
(09/07)
(09/07)
プロフィール
HN:
yoru
性別:
女性
職業:
漫画家志望
趣味:
PC
最古記事
(08/04)
(08/21)
(08/21)
(08/21)
(08/21)
(08/24)
(08/25)
(09/05)
(09/13)
(10/16)
P R
フリーエリア
只今の閲覧人数

