title="ATOM" href="http://yoru.kakuren-bo.com/ATOM/"> LARMES 好きとすき 忍者ブログ
この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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あなたを思うと、胸の辺りが痛むんです。

      好きとすき

毎日毎日学校であなたを見ます。
あなたは僕の仲の良い友達です。同性の。

僕はあなたが好きです。でもあなたには好きな子がいます。
でも僕はあなたが好きです。あなたを思うと、胸の辺りが苦しくなって、怖いほどです。

僕と仲が良いあなたに、少し冗談めいた、本気の言葉を言いました。

「俺、お前のこと、好きだぜ。」

今はこれが精一杯。
でもあなたは少し嫌そうな、顔をしました。
でも少し笑って、

「俺もだぜ。ただ、そんな趣味は無ぇけどな。」

僕はあなたが好きです。
あなたの”すき”と僕の”好き”は何かが違うんです。
なぜなら僕達は同性同士の仲の良いただの友達だから。
そう。”ただ”の。

もし、僕が異性だったら、あなたが異性だったら。
そうなっていたら、僕はあなたが好きではなかったかもしれない。
僕は同性のあなたが好き。

冗談めいた告白から数週間後のある日、あなたは僕に言いました。

「俺、明日好きな子に告白する。」

絶望が、近づいた。

「そうか、頑張れよ!」

それしか、言えなかった。

「ありがとな。やっぱ俺お前好きだわ。」

僕の好きは、あなたのすきと違うけど、きっと明日の相手へは僕の方の好きで。

「俺もだぜ。失敗すんなよ!」

希望が、遠のいた。

僕の気持ちを隠してあなたを応援する。あなたが好きだから。
あなたは僕の声に笑って、手を振って僕の前から消えた。

「俺の分まで幸せになれよ…」

そこにあなたはいないけど、きっとそこにあるあなたのぬくもりに

「俺はお前が好きなんだ。分かってくれよ…」

少しの希望と、かなりの絶望を乗せて、少しの我儘を言う。

きっとこの思いはあなたに届かない。

「だから、少し我儘、言ってもいいよな…?」

急に視界がぼやけて、何も見えなくなる。

「俺の側から離れないで…」

右頬が濡れた。

「俺を好きでいてくれ…」

大好きなんだ、あなたのことが。
あなたを思うと、胸の辺りが痛むんだ。
あなたには、絶対に言えない気持ちを、雫と共に吐き出す。

この思いはあなたには届かない。

そう…絶対に………



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