title="ATOM" href="http://yoru.kakuren-bo.com/ATOM/"> LARMES その他CP 短編 忍者ブログ
この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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流れ星ではないけれど



夜に輝く一線の光。
その正体を知ってしまえば、信じることなんて無くなった。


「跡部さん、流れ星の正体って知ってますか?」

「なんだ急に。日吉は知ってんのか?」


突然な質問に、ただ無視するでもなく応対してくれる。


「はい。まぁ最近なんですけどね。知ったのは。」

「で?流れ星の正体って何なんだ?」


まるで宝物を見つけた子供のような顔でこちらを見てくる。


「流れ星の正体は、ゴミです。」

「は?」


「隕石から剥がれ落ちた隕石の一部と言ってもいいですが、大きさは一㎜程度のものなんです。」

「それが燃えて光っている、と言うのか。」

「はい。」


「お前は人の夢を壊すのが上手いな。」

「すいません。」


それ以上に思ったことがあった。

それはきっとあなたを思い上がらせることだと思うけど。


「だから…」

「ん?」


「あんな一㎜の星屑に願いを言うよりも、願い事があったら俺に言ってください。」

「俺は流れ星にはなれないけど、ある程度なら叶えることができると思います。」


100%本気の言葉。

あなたなら分かってくれる。


「それもそうだな。じゃあ二つだけ願いを言ってやる。」

自信満々な瞳を向けられる。


「氷帝が来年の全国大会で優勝出来ますように。」

「もう、一つは?」

「日吉とずっと一緒にいられますように。」

「承知致しました。」



光り輝くことはできないし、人に感動を与えることも出来ないけど、好きな人のためなら頑張れる。


ただそれだけで充分じゃないか。


依頼人が満たされるなら。



あなたのために願いを叶えましょう。

三回なんて言わなくて良いですよ。

流れ星ではありませんから。



END
______________
この間の宇宙の渚という番組を見て即座に思いついたネタです。
たった一瞬でも人を感動させられる流れ星ってすごいと思います。

2011.09.19                                  夜

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「付き合ってる人いないよね?付き合って!」

「――――は?」


綺麗なオレンジ色の髪をした男は目をきらきらさせてそう言った。


「何言ってんだお前。頭は正常か?」

「正常だよ!ヒドイなあ跡部君は!」


俺にいきなり告白してきたオレンジ頭の男、千石清純は、大袈裟に肩を竦めた。


「それとも目が異常なのか。」

「どこも正常!!もう、跡部君たら照れてるからってそういうの良くないよ!」

「―――ばっ!!」


照れてる?
俺が?こんな奴に告白されて照れてんのか…?


「…照れるか馬鹿っ!ていうか俺男だぞ?何告白してんだよ。」


それを聞いた千石は、きょとんとした顔で首を傾げた。


「え?知ってるよ。男に告白しちゃ、ダメなの?」


あたかも俺様が間違っているかのようなことを言ってくるコイツ。

つい最近まで女大好きだったコイツに告白されても、女の代わりとしか思えない。


「あ、もしかして女の子の代わりだとか思ってる?俺は本気で跡部君のこと好きなんだけどなぁ…。」


そう言って近づいて来る千石の目は真面目そのもので。

まるで愛しい人を見るような目で俺を見る。


俺の顎を掬って、千石と向かい合わされる。


「恋って、異性同士じゃないと、いけないの?」



そいつの目に惹かれるように、二人は口づけを交わした。





「これから大切にするからね!」


にこやかに去る千石の背中を、見えなくなるまで見送っていた。




「………惚れ…た?」





それは甘い甘い恋の始まり。



continued...?
_____________________
お待たせしました!
長らく更新ができず申し訳ありません。
月2回は更新できるように頑張ります。

今回はTOY様よりいただいた、他校の恋人との20題の1番を千部で書かせていただきました!
もしかしたら20題で続くかも知れません。
千部は書きやすくて好きです。
跡部が好きでデレデレな千石と、そんな千石をうざがりながらもちゃんと千石のことを好きな跡部。
こんな千部が大好きです。

楽しんで読んでいただけたらと思います!

2011.08.26      夜

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蒼い瞳に見られることに、
いつしか喜びを感じていた。


それが恋だと知ったのは、
それ程時間はかからなかった。




誇り高き花には秘密の恋





「跡部さん、サーブの練習、付き合ってくれませんか?」

「鳳か、いいぜ。」



しなやかで長い四肢を立たせ、俺の隣に来る。

俺よりも細い四肢からは、想像を超える打球が繰り出される。

派手なプレイスタイルなのにまるで無駄が無い。

彼の努力が見えた気がして、少し上機嫌になったり。




コートに着くと、早速サーブを打ち込む。

150㌔を超える俺のサーブは、跡部さんのラケットに吸い込まれるように当たり、打ち返される。


「本気を出して打ち込んでみろ。」

「はい!」


自信に満ちた蒼い瞳。

その綺麗な目に入るのが俺だけだったらと、何回望んだことか。


その思いを伝えるように強くラケットを握りしめ、サーブを打ち込んだ。

跡部さんの手前で弾んだボールは、力強く、しかし的確な技術で俺のコートへと返された。

ボールを取りに行って戻ってきた時に見たのは、ドアップの跡部さん。


「うわぁっ!あ、跡部さん脅かさないで下さいよぉ;」

「お前って凄い綺麗な目してんな。」

「え?」

「お前のその朱い瞳、好きだぜ。」





嗚呼、なんて無自覚なんだろう。

貴方が好きなこっちの身にもなってくださいよ。

勘違いしてしまうでしょう?




「強い意志が感じられる。強者の目だ。」


蒼い双方の瞳に見つめられ、少し照れる。


「はぁ…。でも跡部さんの目のほうが綺麗ですよ。俺は好きです。」


あー、何言ってるんだろ俺。
俺が好きなのは跡部さんそのものだろ。


「あーん?当たり前だろ。俺様のお眼鏡に適ったこと、誇りに思え。」


きっと跡部さんにも、好きな人くらいいるはずだし。
そんなこと言っても気にされないと思うけど。

考えてて悲しくなってきたからやめよう。


「ありがとうございます!」

「今日の練習はここまでだ。ノーコンは直ってきたな。これからも頑張って練習しろ。」

「はい!!」


褒められるのが純粋に嬉しい。
認められてると、錯覚する。



きっと跡部さんはテニスが好きだから、強い人が好きだろう。

跡部さんよりも強くなるのは難しいだろうけど、せめて相手にしてもらえるくらい強くなったら、跡部さんは振り向いてくれるだろうか。


「よし、帰ったらもう少し練習しよう!」







彼は前ばかり見ているから、俺なんて見えてないけど、隣に並ぶくらいなら、彼は見てくれるかな。



この密かな恋を、誇り高い貴方に伝える為に、俺はどんな努力でも致しましょう。




大空に舞う鳳凰

紅い目に描くは

綺麗なイキシア





「待ってて下さいね、跡部さん。」





END

イキシア(誇り高い)(秘めた恋)
__________________________________
今回はイキシアという花言葉で書かせていただきました!
はい、まさかの鳳跡です。
跡←鳳 な小説にしてみました。
初めて書くCPだったので微妙ですが、
需要があれば、これからも書かせて頂きます!

楽しく読んでもらえれば嬉しいです。

2011.07.04                           夜

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「裕太、お前は望まれた子じゃないんだよ。」




背中越しで伝わるもの







「うわあ!!」

あまりの寝苦しさに勢いよく毛布を捲りあげ、身体を起こす。
額から汗が流れ落ちた。
気づくと服は汗でびっしょりで、体に張り付いていた。


「…兄貴…。」


夢で最後に見たのは自分の兄、不二周助の顔。
とても幼くて、それが逆に恐ろしさを際立たせていたのだろう。


「俺は……」


夢だと分かっていても、心配はしてしまう。
あんなに恐ろしい表情で俺は望まれた子供では無いと言われれば、少なからずこのような状態に陥る人はいるだろう。

後しばらくベッドに入っていたが、寝付ける様子もなく仕方なく自室を後にした。

廊下を歩いていると、ある一室から光りが漏れていた。

その光りに吸い寄せられるように、その部屋の前に来た。

『観月はじめ』

部屋の表札には観月さんの名前。
起きているのかと、2回ほどノックをする。

「はい。どなたですか?」

観月さんは起きていたようで、声をかけてきた。

「あ、裕太です。」
「どうぞ」

ドアを開けると、今まで暗闇に慣れていた目がその光りで眩む。

「んふっ。どうされました?裕太君。」
「あ、いや…」

観月さんは片手に本を持っていた。
テーブルにはティーカップが置かれていた。

「まあ立ち話もなんです。椅子に掛けなさい。」
「ありがとうございます。」

観月さんに席を用意してもらい、紅茶をいれてもらった。

「んふっ。これはアールグレイです。紅茶のなかでも少し香りが引き立っているので、飲む前に香りを楽しんで下さいね。」
「あ、はい。」

ティーカップを手に取り、香りを嗅ぐ。
アールグレイ独特の香りが鼻に充満する。
香りを堪能した後、一口咥内に運ぶ。

心が落ち着いた感じがして背もたれに体を預けた。


「それで、どうされました?こんな時間に起きてるなんて珍しいじゃないですか?」

観月さんは紅茶を飲みながら俺に問い掛ける。
俺はティーカップをテーブルに置き口を開いた。

「夢を見たんです。兄貴の…。」
「不二周助の…ですか?」
「はい。」
「怖い夢だったんですね?」
「はい。俺は望まれた子ではないって言われて…。」
「んふっ。辛かったでしょう。心が落ち着くまで、ここにいていいですよ。」

ティーカップを置いて、俺に微笑んだ。



優しい観月さんは好きだ。
なんだかお母さんのような感覚を覚えるから。

「観月さん、俺…。」
「裕太君。あなたはとても優しい人です。それゆえに、あなたは本心で不二周助を憎めない。でもね、僕はそんな裕太君が好きですよ。」
「え…」

驚く俺を置いて、観月さんは歌うように口を開く。

「優しさに溢れ、情に厚い。しかし行動力とそれに伴う実力を持っている。こんなに優秀な人はたとえ青学にもいやしません。」
「ありがとうございます。」
「たとえ家族に必要とされていなくても、僕が必要としています。テニスの人材だけでなく、大切な仲間として。」
「観月さん…。」

観月は席を立ち、不二に近寄った。
観月は不二の前で跪ずいて手をとる。

「ですから、いつでも言ってください?僕はあなたの味方です。あなたがそう思うなら、僕があなたを引き取りますよ。」

言い終わると、ニッコリと笑って俺の手の甲にキスをする。
その姿がとてもかっこよくて、思わず見惚れる。

「どうしました?顔が赤いですよ、裕太君?」

今度は先程の笑顔ではなく、妖しい笑みに変わる。

「あっ…いやべつに…。」
「んふっ…。さてと、ああ、もうこんな時間ですか。そろそろ眠らないと明日が辛いですよ。」
「あ…」
「それとも一緒に寝ますか?。」
「ええっ!?」

あまりにも急な勧誘でとてもびっくりしてしまった。

「んふっ。遠慮はいりませんよ。さあ、こちらへ。」

微笑をたたえ、紳士的な態度で俺を誘導する。

ベッドに俺と観月さんが入ると、シングルベッドには隙間がなくなった。

観月さんの体温が背中越しに伝わる。温かくて心地好い。
もっとこの体温を感じたくて寝返りを打つ。

観月さんと向かい合う形になって胸がドキドキした。

「どうしました?」
「いえ…なんだか心地好くて。」
「人の体温を感じることで、安心することが多いです。ですが、今ではそんなことすら同性同士では許してくれない。淋しいですね。」

観月さんの顔が切なげに笑う。

「体温を感じることほど、大事なことは無いのに…。」

そんな観月さんに、気づいたら俺は抱き着いていた。

「裕太君?」

観月さんの声色で驚いていることがわかった。

「俺、観月さんのこと好きです。最初はなんだかおふくろみたいで、分からなかったんですけど、今観月さんの体温を感じてみてわかりました。なんでこんなに安心するんだろう、なんでドキドキするんだろうとか、ずっと悩んでいて…」

観月さんが俺を抱き返した。

「いつ気づいてくれるのか冷や冷やとしていましたよ。待ってました。」
「観月さん…。」
「ね?体温を感じることは重要だということが分かりましたか?」
「はい。」

返事をすると、観月さんは俺の額にキスを落とした。


「いつでも歓迎しますよ。裕太君。」


その言葉を合図に俺は夢の中に堕ちていった。






*********



翌朝



「なんで観月の部屋から裕太が出てくるだーね?」

「クスクス。」


「マネージャーとして、カウンセリングをしていました。もっとも、裕太君だけにしかしませんので。」




「マネージャーとしてなのに裕太だけ?わけわからんだーね。」



廊下の先には笑顔を讃えた裕太と、それに疑問をもつ金田と赤澤がいたとのこと。






背中越しに伝わるものは、体温だけでは無いんですよ。








END
____________________________
えー・・・突発的に他校を書きました。
まさかの観裕ですねw
私はどちらかというと周裕のほうが好きなのですが、今回はこっちで^^
楽しんでいただければ、幸いです。
2011.03.07       夜

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サクサクと足跡をつけても、いつかは海に呑まれて消えてしまう。
スルスルと文字を書いても、いつかは人の足跡で消える。
頑張って造った城も、人の勝手な行動で崩れてしまう。
だけど砂はあり続ける。
砂は砂であり続ける。
どれだけ姿を、形を変えることが出来ようとも、いつかは砂に戻る。

俺は砂になりたい。
砂のような自在に姿を変えることが出来る存在に。
だから俺はイリュージョンに全てを懸ける。
たとえ詐欺師と呼ばれても、それはただの褒め言葉。
砂で造られた城という偽造を人に使う言葉に直しただけ。
同じ人物が二人居たなら、どちらかは偽造。出来る限り本物に近づけ、本性を出さず騙し続ける。砂よりも完璧に偽造し、役に成り切る。
それが俺に課されるコートというステージでのイリュージョン。
そのイリュージョンが成功したとき、俺は勝利を飾ることが出来る。
ステージから降りたなら、そこからは真実の世界。
偽造した砂は全て海に返す。そして海水に磨かれ、次のイリュージョンにさらなる輝きをくれる。

完全なる詐欺を造り上げ、ステージが終わったなら仮面を剥ぐ。それはまるで海に揉まれる砂浜のよう。

今日も俺は、相手に勝つために、誰にも分からない詐欺を造ろう。
これが俺の、華麗なるテニス。

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