title="ATOM" href="http://yoru.kakuren-bo.com/ATOM/"> LARMES BLOOD OR TEARS 忍者ブログ
この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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綺麗な綺麗な紅い雫。

綺麗な綺麗な白い肌。

大好きなんだ。




流れる雫に託すのは、どうかこの思いが無くなる事。



BLOOD OR TEARS




手首に出来た紅い線から、紅い雫が落ちる。

紅に彩られる白い肌を、ただただ眺めていた。






「すいません、気分が優れないので保健室行ってきます。」


跡部がそう言って席を立ち、教室を出て行った。


その様子を何回見ただろうか。

忍足はそんなことを思いながら跡部の背中を見送った。




跡部が教室を出て向かった場所は、保健室ではなく屋上。



片手にはカッターナイフ。


跡部は度々屋上に来ては自分を傷付けていた。



屋上に着くと、タンクの後ろに身を隠す。
腰を下ろして袖をめくる。
シャツに劣らない程の白い肌に無数に付けられた紅い跡。
跡部はひとつの跡にカッターを当てて軽く刔った。


「…っ……」


快感にも似た痛みが全身を駆け巡る。
跡部はさらにカッターを横にスライドする。

新たに付けられる紅い跡。
そこから溢れ出す液体は跡部の白い肌を彩っていく。

不意に掠めた鉄の薫りに気をよくして、新たな場所に刃を当てる。

しかし、日々繰り返すうちに覚えてしまった場所では足らなくなってしまって。
跡部は首筋に刃を当てた。



「くっ…ぁ…」



感じたことのない痛みが跡部を襲う。

身体が浮遊する感覚を覚えた頃には身体は倒れていた。




最初に見たのは白い天井。

目が覚めたばかりの頭では、どうして、としか思えなかった。



「目、覚めたんか。」

不意に聞こえた言葉。

横を向けば、随分と見馴れたチームメイト。


「おした、り。ここは?」

「病院や。跡部って言ったら一番奥の個室に通されたわ。」


病院か、なら静かなのも頷けると、納得する。

そして一つの謎が浮かび上がる。


「忍足はなんでここにいるんだ?」


そう、ここが病院ならば忍足なんていなくても良い。

制服姿の忍足は、ずっとここにいた様に椅子に座り、本を持っていたから。

随分前からここにいたのだろう。
面会時間なんて気にしないとばかりに。



「せやかて、目覚めたら一人って寂しいやろ?俺は嫌やなぁ。」


そう言ってにこりと笑う忍足は、何故か悲しそうで。


「目が覚めて、跡部のいない世界に来てもうたら、我慢でけへんもん。」


「目、覚めてよかった…。」


涙が、落ちた。



「死なんで、良かった…っ!」










滴る綺麗な綺麗な涙。


紅い雫はもう、


流さなくて済みそうだ。





(大好きやった…。)
(俺も…。)
(両思いやね。)

END
__________________________
もしかしたら同じ題名の小説あげてるかもしれませんが、そのときはこれとそれは別物です。
気にしないでお読み下さい。
この頃私が欝気味なのか跡部に自傷行為ばっかりさせてますね。
苦手な方はすいませんでした。

でもやっぱり甘いのが好き!!←
バカっぽい忍跡もいいよね!

楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

2011.09.05            夜

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