title="ATOM" href="http://yoru.kakuren-bo.com/ATOM/"> LARMES 忍者ブログ
この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



綺麗な綺麗な紅い雫。

綺麗な綺麗な白い肌。

大好きなんだ。




流れる雫に託すのは、どうかこの思いが無くなる事。



BLOOD OR TEARS




手首に出来た紅い線から、紅い雫が落ちる。

紅に彩られる白い肌を、ただただ眺めていた。






「すいません、気分が優れないので保健室行ってきます。」


跡部がそう言って席を立ち、教室を出て行った。


その様子を何回見ただろうか。

忍足はそんなことを思いながら跡部の背中を見送った。




跡部が教室を出て向かった場所は、保健室ではなく屋上。



片手にはカッターナイフ。


跡部は度々屋上に来ては自分を傷付けていた。



屋上に着くと、タンクの後ろに身を隠す。
腰を下ろして袖をめくる。
シャツに劣らない程の白い肌に無数に付けられた紅い跡。
跡部はひとつの跡にカッターを当てて軽く刔った。


「…っ……」


快感にも似た痛みが全身を駆け巡る。
跡部はさらにカッターを横にスライドする。

新たに付けられる紅い跡。
そこから溢れ出す液体は跡部の白い肌を彩っていく。

不意に掠めた鉄の薫りに気をよくして、新たな場所に刃を当てる。

しかし、日々繰り返すうちに覚えてしまった場所では足らなくなってしまって。
跡部は首筋に刃を当てた。



「くっ…ぁ…」



感じたことのない痛みが跡部を襲う。

身体が浮遊する感覚を覚えた頃には身体は倒れていた。




最初に見たのは白い天井。

目が覚めたばかりの頭では、どうして、としか思えなかった。



「目、覚めたんか。」

不意に聞こえた言葉。

横を向けば、随分と見馴れたチームメイト。


「おした、り。ここは?」

「病院や。跡部って言ったら一番奥の個室に通されたわ。」


病院か、なら静かなのも頷けると、納得する。

そして一つの謎が浮かび上がる。


「忍足はなんでここにいるんだ?」


そう、ここが病院ならば忍足なんていなくても良い。

制服姿の忍足は、ずっとここにいた様に椅子に座り、本を持っていたから。

随分前からここにいたのだろう。
面会時間なんて気にしないとばかりに。



「せやかて、目覚めたら一人って寂しいやろ?俺は嫌やなぁ。」


そう言ってにこりと笑う忍足は、何故か悲しそうで。


「目が覚めて、跡部のいない世界に来てもうたら、我慢でけへんもん。」


「目、覚めてよかった…。」


涙が、落ちた。



「死なんで、良かった…っ!」










滴る綺麗な綺麗な涙。


紅い雫はもう、


流さなくて済みそうだ。





(大好きやった…。)
(俺も…。)
(両思いやね。)

END
__________________________
もしかしたら同じ題名の小説あげてるかもしれませんが、そのときはこれとそれは別物です。
気にしないでお読み下さい。
この頃私が欝気味なのか跡部に自傷行為ばっかりさせてますね。
苦手な方はすいませんでした。

でもやっぱり甘いのが好き!!←
バカっぽい忍跡もいいよね!

楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

2011.09.05            夜

拍手[0回]

PR
現実に生きる僕たちは、

地獄から這い出るために戦い続ける。



Real of Hell




「俺はこのまま生きていても、意味が無い。」


一人、金の髪を持つ男は呟いた。

「俺は愛されることはない。愛されてはいけないんだ。」


蒼い石を嵌めたような綺麗な瞳には大粒の涙。


「ずっと一人なんて、嫌だ。」


御曹司という肩書きに囚われ、近づく人々は皆財産目当て。

俺、”跡部景吾”という人物など見えていない。

全てはその苗字に秘めた財産の山。

男女など関係無しに名前に釣られた馬鹿ばかり。

そんな人生はもうとっくに飽きてしまった。
だからといって、別の人生を歩めることはない。

ならば、終わらせるしかないと思い立った。



だから俺はこんな場所にいる。

月の良く見える高台。
身体を撫でる冷たい風が心地好い。

大好きなテニスコートを一望出来る素敵な場所。
俺は今から、大好きなテニスコートに飛び込む。

自分を唯一愛してくれたテニスラケットと一緒に。

手に馴染んだグリップを握り締めて、柵を越える。
もう、隔てる物は何も無い。



「どうか来世では、俺を愛して…」


飛び降りた――――――――




「待ちや!!!!」


低い大阪訛りの声が、俺を止めた。


振り向けば、夜空にも劣らぬ闇色の髪と瞳。
自分とあまり変わらない身長に、同い年位だと悟る。

丁度今上がってきたとばかりの息遣いに、顔には数滴の汗が浮かんでいた。


「…何か用か?」


不意に出た言葉はそんなつれない言葉。

本当は、止めてくれたの?とか助けてくれたの?とか言うべきなんだろう。

だけど俺は出来なかった。




黒髪の男はツカツカと俺の側まで歩いて来た。


「先ずは柵の中に入り。話はそれからや。」


鋭い目つきに有無を言わせぬ言動とオーラ。

俺は抵抗せずに柵の中に戻った。


「よし、えらい。君、名前は?」

「景吾。お前は?」

「忍足侑士や。今にも自殺しそうやったから止めに来たんやけど、違った?」

「止めなくて、よかったのに、な。」



全部話してしまおう。
何も知らない、今日初めて出会ったこの男に。


コイツが俺を心から愛してくれることなんてきっと無いから。



跡部という苗字の元に生まれ、
日々期待の目で見られ、
大人達に囲まれて、
広い寂しい部屋に入れられ、
日々苦しい生活を強いられてきた。


忍足はそんな俺の愚痴とも言える話を笑わずに聞いていた。



「俺はもううんざりなんだよ!跡部がなんだ!?俺は俺だ!まだ中学にあがったばかりのガキなんだよ!普通に生活も出来ないただの子供なのに過度な期待に煽られ跡部家の御曹司として育てられる!!地位なんて要らない!俺はみんなと同じ生活がしたいだけなのに!」



泣きわめく俺をどう思っただろう。
息を切らしながら忍足を見た。



「なんで、お前が泣いてんだよ…っ!」


忍足はまるで自分のことのように大粒の涙を流していた。


「辛かったなぁ…。」


「お前に何がわかるんだよぉ!」


違う、本当に言いたいことはこんなことじゃない。


「俺も医者の息子でな、なんせ有名やからそれなりに期待されるんよ。大阪から反対押し切ってこっち逃げてきたんや。」


親近感なんて安っぽい言葉では片付けられない何かが生まれた。

同じ悩みを持つ者同士。
この出会いは偶然か運命か。



「なぁ、だから一緒に…」



戦わへん?




逃げてきた末路は


一人の戦友と

痛烈な過去。




孤独な二人が降り立ったのは


死骸の転がる、現実。








(兎にも角にもこの世は生き辛い)

END
________________
最近似たような小説しか書けなくて困ってます。
弱音を吐く跡部も好きです。
バレンタイン7000個おめでとうございます。跡部様。
シリアスだけどやっぱり甘い、っていう忍跡が好きですw
楽しんでいただけると嬉しいです。

2011.09.05                  夜

拍手[0回]


「付き合ってる人いないよね?付き合って!」

「――――は?」


綺麗なオレンジ色の髪をした男は目をきらきらさせてそう言った。


「何言ってんだお前。頭は正常か?」

「正常だよ!ヒドイなあ跡部君は!」


俺にいきなり告白してきたオレンジ頭の男、千石清純は、大袈裟に肩を竦めた。


「それとも目が異常なのか。」

「どこも正常!!もう、跡部君たら照れてるからってそういうの良くないよ!」

「―――ばっ!!」


照れてる?
俺が?こんな奴に告白されて照れてんのか…?


「…照れるか馬鹿っ!ていうか俺男だぞ?何告白してんだよ。」


それを聞いた千石は、きょとんとした顔で首を傾げた。


「え?知ってるよ。男に告白しちゃ、ダメなの?」


あたかも俺様が間違っているかのようなことを言ってくるコイツ。

つい最近まで女大好きだったコイツに告白されても、女の代わりとしか思えない。


「あ、もしかして女の子の代わりだとか思ってる?俺は本気で跡部君のこと好きなんだけどなぁ…。」


そう言って近づいて来る千石の目は真面目そのもので。

まるで愛しい人を見るような目で俺を見る。


俺の顎を掬って、千石と向かい合わされる。


「恋って、異性同士じゃないと、いけないの?」



そいつの目に惹かれるように、二人は口づけを交わした。





「これから大切にするからね!」


にこやかに去る千石の背中を、見えなくなるまで見送っていた。




「………惚れ…た?」





それは甘い甘い恋の始まり。



continued...?
_____________________
お待たせしました!
長らく更新ができず申し訳ありません。
月2回は更新できるように頑張ります。

今回はTOY様よりいただいた、他校の恋人との20題の1番を千部で書かせていただきました!
もしかしたら20題で続くかも知れません。
千部は書きやすくて好きです。
跡部が好きでデレデレな千石と、そんな千石をうざがりながらもちゃんと千石のことを好きな跡部。
こんな千部が大好きです。

楽しんで読んでいただけたらと思います!

2011.08.26      夜

拍手[0回]

愛してるって言われたい。




幸福の薔薇二つ



まるで壊れ物の様な扱いで、俺、跡部景吾は生きてきた。

両親はいつも家にはおらず、周りに居るのは執事とメイド。

心の支えになっていたのは、月に一度かかってくる、両親の電話だった。


「景吾、いい子にしてた?執事さんたちに迷惑かけていない?ごめんね。帰ってこれなくて。でもママはちゃあんと景吾のこと愛してるからね。」

「景吾、今月も帰ってやれずすまない。久しぶりにプレゼントを買ったんだ。来週くらいには届くから、楽しみにしていなさい。来月には帰れるようにスケジュールを組んでいる。その時はたくさんママとパパと遊ぼうな。」


愛を感じられる電話が楽しくて、笑っていられるけど、やっぱり寂しくて。

電話を切った後は毎回部屋で泣いていた。


中学生になって、恋人ができた。
男だけどそれなりに俺のことを理解してくれているいいやつだ。

忍足侑士。

氷帝の天才と呼ばれるテニスプレイヤー。
その実力は明白で、悠々とレギュラーの座に構えている。


そんな忍足が知らずと気になっていて、自然と目で追っていた。


ある日、珍しく携帯に両親から電話がかかってきた。
いつものように愛の感じられる会話をして電話を切る。
すると、学校だというのも忘れて泣いてしまっていたんだ。


忍足はそんな俺を、けなすでもなく、ただ抱きしめてくれた。

その温もりが懐かしくて、無意識に俺は、忍足に縋り付いていた。


その出来事がきっかけとなり、俺達は付き合うことになった。

忍足は毎日のように俺に愛を囁く。

俺はいつもその言葉と優しさに、助けられている。


「愛してるで、景吾。」
「俺も、侑士愛してる。」


愛をくれる存在に、今度は俺が愛をあげよう。

俺のような寂しさを、感じる人がいなくなるように。







END


薔薇 (愛情) (僕は貴方を愛する)
_________________
はい。花言葉小説第3弾です。
一発書きなのでストーリー性がないです^^;
書いてもらいたい花言葉があったらコメントくれると嬉しいです^^

2011.07.26      夜

拍手[0回]

蒼い瞳に見られることに、
いつしか喜びを感じていた。


それが恋だと知ったのは、
それ程時間はかからなかった。




誇り高き花には秘密の恋





「跡部さん、サーブの練習、付き合ってくれませんか?」

「鳳か、いいぜ。」



しなやかで長い四肢を立たせ、俺の隣に来る。

俺よりも細い四肢からは、想像を超える打球が繰り出される。

派手なプレイスタイルなのにまるで無駄が無い。

彼の努力が見えた気がして、少し上機嫌になったり。




コートに着くと、早速サーブを打ち込む。

150㌔を超える俺のサーブは、跡部さんのラケットに吸い込まれるように当たり、打ち返される。


「本気を出して打ち込んでみろ。」

「はい!」


自信に満ちた蒼い瞳。

その綺麗な目に入るのが俺だけだったらと、何回望んだことか。


その思いを伝えるように強くラケットを握りしめ、サーブを打ち込んだ。

跡部さんの手前で弾んだボールは、力強く、しかし的確な技術で俺のコートへと返された。

ボールを取りに行って戻ってきた時に見たのは、ドアップの跡部さん。


「うわぁっ!あ、跡部さん脅かさないで下さいよぉ;」

「お前って凄い綺麗な目してんな。」

「え?」

「お前のその朱い瞳、好きだぜ。」





嗚呼、なんて無自覚なんだろう。

貴方が好きなこっちの身にもなってくださいよ。

勘違いしてしまうでしょう?




「強い意志が感じられる。強者の目だ。」


蒼い双方の瞳に見つめられ、少し照れる。


「はぁ…。でも跡部さんの目のほうが綺麗ですよ。俺は好きです。」


あー、何言ってるんだろ俺。
俺が好きなのは跡部さんそのものだろ。


「あーん?当たり前だろ。俺様のお眼鏡に適ったこと、誇りに思え。」


きっと跡部さんにも、好きな人くらいいるはずだし。
そんなこと言っても気にされないと思うけど。

考えてて悲しくなってきたからやめよう。


「ありがとうございます!」

「今日の練習はここまでだ。ノーコンは直ってきたな。これからも頑張って練習しろ。」

「はい!!」


褒められるのが純粋に嬉しい。
認められてると、錯覚する。



きっと跡部さんはテニスが好きだから、強い人が好きだろう。

跡部さんよりも強くなるのは難しいだろうけど、せめて相手にしてもらえるくらい強くなったら、跡部さんは振り向いてくれるだろうか。


「よし、帰ったらもう少し練習しよう!」







彼は前ばかり見ているから、俺なんて見えてないけど、隣に並ぶくらいなら、彼は見てくれるかな。



この密かな恋を、誇り高い貴方に伝える為に、俺はどんな努力でも致しましょう。




大空に舞う鳳凰

紅い目に描くは

綺麗なイキシア





「待ってて下さいね、跡部さん。」





END

イキシア(誇り高い)(秘めた恋)
__________________________________
今回はイキシアという花言葉で書かせていただきました!
はい、まさかの鳳跡です。
跡←鳳 な小説にしてみました。
初めて書くCPだったので微妙ですが、
需要があれば、これからも書かせて頂きます!

楽しく読んでもらえれば嬉しいです。

2011.07.04                           夜

拍手[1回]

<< 前のページ 次のページ >>
カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
来訪者様
最新コメント
[10/23 十六夜]
[08/28 八重子]
[08/15 八重子]
プロフィール
HN:
yoru
性別:
女性
職業:
漫画家志望
趣味:
PC
最古記事
P R
フリーエリア
只今の閲覧人数

忍者ブログ [PR]