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この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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流れる赤に何を思う

答えはひとつ

貴方の愛




恋人シンドローム






忍足が女とキスしていた。

偶然見てしまったそれに、感傷はしなかった。



あぁ、やっぱり。

そう、思った。



息が切れている。

気付けば学校ではないどこか。


走ったんだ、と直感的に。



家に帰るでもなく、
学校に戻るでもなく、

また、走った。



行き着いた場所は、何の変哲の無い文房具店。

俺は吸い寄せられるように中に入って行った。


何となく目についたカッターナイフ。
一番高いものを購入し、また、走った。


気付けば学校。
どうやら一周してきたらしい。

とりあえず向かったのは屋上。
まだ校内は授業中で、静かだった。


屋上に繋がる扉を開けてタンク裏に隠れる。

そして何でもないかのようにカッターを取り出し、刃を出す。


白い肌に銀の刃を突き立てた。







目を覚ました。

俺は眠っていたのか?
左手首には包帯が巻かれていた。


上を向けば白い天井。

さっきまで広がっていた青い空はない。

倒れたのだろう。

簡単に推測できた。



扉を開けて入ってきたのは、
忍足だった。

どうしたの?
そんな怖い顔して。

どこか痛いの?
泣きそうな顔して。


忍足は俺の左手を見て、眉をひそめた。


「ごめんな?」


どうして謝るの?
左手は痛くも何ともないのに。


「景吾、見てたんやろ?」


見てたよ。

貴方だけ。

気付いたんだよ。
きっと心のどこかで。

貴方の愛は俺には向いていなかった。
ただ、それだけでしょう?


「ごめんな…っ…」


謝らないで?
貴方が悪いみたいでしょ?


謝り続ける忍足は、ずっと俺の左手を掴んでた。

俺はどこかで勘違いをしてしまったらしい。


左手に爪を立てた。


「景…吾?」


勢いよく引っ掻いた左手首から、赤い鮮血が溢れ出る。

貴方の好きな左手が赤く染まったんだ。

何故か心の奥底から笑みが零れた。


貴方は俺の身体が好き。
ただ、そう思った。

貴方の愛は、俺に向いてないと、直感的に思ったから。

血に染めたんだ。



どう?綺麗でしょう?

貴方の愛するこの身体。

見てもらうために全身赤で染めましょう。


体の中から溢れ出る、
赤い赤いこの俺の血で。





見て、

愛して、

どうか、俺だけを。



(狂ってしまったのは俺のせいや)

END
______________________________

non様に捧げる2000hit キリリク小説です!

遅くなってすみません><
これは、切甘という分類でいいのか不安ですが、
お持ち帰り下さい^^

期待したのと違う!と思ったらすぐ行動!
コメントください。
書き直します^^

これからもLARMESを宜しくお願いします!

2011.06.20                       夜

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二人でいられる毎日に

感謝しながら過ごしましょう。



当たり前が当たり前に続くように。




「侑士、もう終わりにしよう?」


待って、何を言ってるん?


白い空間で二人きり。

愛しい彼の口から紡がれた言葉は、俺が一番聞きたく無かった言葉だった。


「お前は俺がいなくても、大切な人を見つけられる。」


景吾?


「だから、さよならだ。」


待って、待って。
振り向いて?

俺を置いて行かんでよ。


景吾、景吾、景吾!!








気づけば暗い天井。
自分の荒い息。



「ゆめ?」



酷くうなされていたらしく、俺の服は汗で濡れていた。


隣で心地良さそうに眠る恋人の顔を見て、安心と共に不安が襲ってきた。


「景吾、俺から離れんといてな?」

「…ぅ…?」


景吾の額にキスをする。

それを合図かのように、景吾は目を覚ました。

まるで白雪姫やな。
なんて言ったらロマンチストだと笑われるんやろうな。



「侑士、どうした?」


景吾は何も言わない俺を不信に思ったらしく、心配そうに声をかけてきた。


「景吾、俺達ずっと一緒にいような?誰にも邪魔されんように、ずっと。」


俺は景吾を抱きしめながら、強く言った。


「当たり前だろ。誰に邪魔されても、離れることなんて無ぇよ。」


背中に回される景吾の手。

その手から伝わる温度が、俺を安心させた。


「ありがとう、愛しとる。」






翌朝。

いつものように二人分のコーヒーをいれる。

二つ並ぶマグカップに、自然と笑みがこぼれた。

トーストとコーヒーとヨーグルト。

二人で食べる朝食はいつもこれ。


景吾はマグカップをとり、コーヒーを飲んだ。


「お前も不安だったんだな。」

「景吾も?」

「もう安心してる。」

「俺もや。」



この当たり前のように続く毎日が、永遠に途切れない事を祈って。

朝一番のキスをした。





END
______________
2ヶ月ぶりの更新で申し訳ありません。
この2ヶ月で切甘を勉強していました。
難しいですね><

これは一応切甘で書いてみたつもりなんですが、
あってますかね?(汗

これから頑張って書いて行きたいです!!

これからもLARMESを宜しくお願いします!

2011.06.19           夜

拍手[0回]

Afraid of me







「い、ぃや…嫌だ…こっちに来るな…」





不意に聞こえた声に、忍足は目を覚ました。



「跡部…?」



隣に寝ている跡部は汗をかいていて、髪まで濡れていた。
そしてとても苦しそうに喘いでいる。




「あっやめ…嫌、嫌だぁ…」




余りにも苦しそうに、はっきりと寝言を言っているので、起こそうとする。



「景ちゃん、景ちゃん起きぃ。」



忍足は優しく声をかけながら跡部の体を揺する。

目をうっすらと開けた跡部は、小さく悲鳴を上げて後ずさった。



「大丈夫や、俺やで。」



優しく耳元で囁いて抱きしめる。
服は汗でぐっしょりしていた。
跡部の額に張り付いた前髪を払う。



「どないしたん?怖い夢でも見た?」

「うん。」


しがみついた体は微かに震えていた。



「怖かった…」



ぼろぼろと涙を零し、肩で息をする。



「景ちゃんは怖いの嫌いやしなぁ。もう大丈夫やで。」



忍足は跡部の背中を宥めるように叩いた。



「景ちゃんが眠れへんねやったら俺も起きとるからな?好きな時に寝たらええから安心しぃ?」



そう言って跡部の額にキスをする。
汗のせいか少ししょっぱい。


跡部は安心したのか、声を上げて泣き始めた。
忍足は跡部を胸へ引き寄せ、背中をさすりながら抱きしめた。


しばらくすると、跡部は泣き止んで忍足を抱き返した。



跡部は怖いものが嫌いだ。
幽霊が嫌いで、合宿の肝試しには強がってはいたが、肩が震えていたのを覚えている。


暗い所も嫌いで、これは小さい頃に誘拐されたトラウマだと言う。


自分を脅かすものはとことん嫌いで、体は拒絶反応を起こしてしまう。
いつもの自信に満ちた跡部様ではなくなってしまう。



本当は繊細で心の弱い跡部。



広い屋敷で、執事等はいるものの、親はいない。
一人で生きてきた同然の跡部には、俺が心のよりどころなのだと思う。


俺といることで、安心出来るなら、ずっと一緒にいたいといつだったか誓った。


出来るだけ、跡部の怖がる顔も、寂しがる顔も、悲しそうな顔も見たくはない。


一番輝いている笑顔を見ていたい。
俺が隣にいるだけで、笑顔になれるならいつでも一緒に居ようと思う。


これは俺だけの特権と言える。
例え幼なじみだろうが、親友だろうが、俺以外の奴に跡部の心を落ち着かせることはできない。


俺だけの跡部、跡部だけの俺。
そういう関係だからこそ、跡部は俺に弱い所を全部晒してくれる。


跡部は俺のもの。
弱い跡部も、かわいい跡部も、強い跡部も全部俺のもの。


逆に、弱い俺も、強い俺も、跡部のもの。
だから――――――…



「もっと頼ってくれてええんやで?」



気づいた時には跡部は気持ち良さそうに寝息を立てて、忍足の腕の中で寝ていた。



「侑士…す、き」



ふと聞こえた恋人の寝言に笑みを浮かべて、額にキスをする。



「俺もやで。」



今度は幸せな夢を見られるようにと願いながら、忍足も眠りについた。





Afraid of me(俺を頼って)

END
_________________________________
はい。えーこれはずっと前にノートに書いたものを書き直した
けっこう古い小説です。
今よりもものすごく拙い文章で・・・直しました!
やはり弱ってる跡部と優しい忍足が好き。

楽しんで読んでもらえると嬉しいです^^
カッコの中は和訳です。

2011.04.19              夜

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深く、

    深く、

        深く、



闇に堕としていくように



愛して、


      狂わして、


              離さない。




DEEP







「景吾。」


「ゆ、し…。」






いつもの会話。
会話と言うより呼応と言った方がいいか。



情事後にベッドで霞みゆく意識に鞭打って、互いに名前を呼ぶ。



気付けばそれが情事後の義務的位置についていて、毎日のように繰り返す。



景吾もそれは同じのようで。
名前を呼べば俺の名前を呼ぶ。



始めたのはいつからだっただろうか。


景吾が消え入りそうな感じがしたのは覚えている。


ベッドの白いシーツに負けないくらい透き通る白い肌。


確かにそこに居るはずなのに、何故か不安になって。


気付けば名前を呼んでいた。


当然返事は返ってきて。


けれど、ひどく、安心した。


嗚呼、確かに此処にいる、と。



愛しい愛しい恋人は、今も俺の腕の中で眠っている。



もっと、もっと、もっと。


彼が消えてしまわないように、



俺の名前を呼ばせて、



俺の存在を刻みこんで、




俺の愛に満ちた闇に引きずり込む。




光も届かないくらい深い闇なら、白い彼はきっと目立つから。





「愛しとる、景吾…。」








そして今日も名前を呼ぶ。




愛に満ちた暗い楽園へ誘う為に………










END

_______________________
あとがき

跡部様のキャラソン、『DEEP』を聞いたときに思いついたものです。
跡部様のなのに忍足視点w
ちょっとダークなお話にしてみました。
忍足は病んでたり、狂ってたりしてるのが好きです。
跡部は女々しく忍足に縋っているのが好きです。
しかし全部甘く。
互いに依存してればそれでよし。
悲恋は好きじゃないのでw

楽しんで読んでいただければと思います。

2011.04.03.            夜

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彼に揺らされるこの心はきっと
どの地震も耐えられる。








震心恋愛








午前10時。


今日は久しぶりに忍足の家でゆっくりと日中を過ごしていた。


部活が無いために昨日から泊まり込みで跡部は忍足の部屋でくつろいでいた。




「景ちゃん。はい、アールグレイやで。」

「サンキュ。」




心が安らぐ香りに微笑みながらティーカップを受け取る。

口に運ぶと、アールグレイ独特の香りがより一層広がっていく。

しばらく飲んでいると、忍足がコーヒーを手にして隣に座ってきた。

俺はほとんど無意識レベルで忍足に寄り掛かる。

その忍足も、多分無意識で俺の肩を寄せる。

忍足はコーヒーを飲みながら、口を開いた。




「なんや今日は静かやな。何の物音も聞こえへん。」

「そうだな…。」

「景ちゃんとの時間を誰にも邪魔されへんのはええな。」

「ふふっ…ばーか。」




確かに、昨日とは打って変わり、車の音はおろか、鳥の鳴き声すら聞こえない。

胸の中に残る違和感はそのまましまって置いて、恋人と一緒に過ごせる今を楽しもうと思った。



――――----ガタッ



不意に座っているソファが揺れた。

きょとんとしていると、次第にその揺れは大きくなる。




「ちょ…っ…!」

「景ちゃん、ちゃんと掴まっとき。」




忍足は俺をしっかりと抱きしめ、安全な場所へと移っていく。

窓を開け、玄関を開けて逃げ場を確保する。

ガシャァンとさっきまで手に持っていたコップ達が、すごい音を起てて床に落ちた。

強い揺れに俺はしっかりと忍足を抱きしめる。

忍足も、頭を守るように俺を包みこんだ。


揺れがおさまると、間髪入れずにテレビのチャンネルを回す。

二人で抱きしめ合いながらニュースを見る。




「震度5やって。しかし長かったなぁ。大丈夫景ちゃん?」

「怖かった…。」

「もう大丈夫やで。ちょっと余震来るかもしれへんけどな。」




そう言って俺の背中をさすりながら優しく笑う忍足を見て、安堵感を覚える。

その胸に預けた体が、どんどん重くなっていく。

気づいたときには意識は無かった。













遠くで聞こえる一定のリズムで奏でられる音が心地好い。
野菜を炒めるいい香りに目を覚ました。



「…ぅ……?」

「景ちゃん起きたん?」





台所の方から聞こえた声に体を起こす。




「ちょっと待ってな、もうすぐ出来るからな。」

「うん。」




忍足は水色のエプロンを着て、長い髪の毛を後ろで一つに束ねている。

料理をするときはいつもこの格好だった。

ニッコリと笑う忍足に不覚にもカッコイイと思ってしまった。



「はい、出来たで。」



料理をテーブルに置いて、棚から二人分の箸を出す。

俺は椅子に座って、忍足が座るのを待つ。




「景ちゃんどないしたん?俺に何かついとる?」

「いや、別に。」

「ふーん…。」




エプロンを脱いで髪を解く。
軽く首を振る動作が、妙に色っぽい。

忍足が椅子に座ると、「いただきます」と二人で声を合わせて言う。




「どう?美味しい?」

「まあまあだな。」

「素直やない景ちゃんも好きやで。」

「っ!!!ゲホッゲホッ」




あまりにも急な言葉にびっくりしてむせる。




「大丈夫か景吾?」

「あ、あぁ。ていうか急に恥ずかしいことを言うな!」




顔を真っ赤にして怒鳴る跡部さえも忍足にとっては好きな部分の一つ。




「景ちゃんは恥ずかしがり屋さんやね。」




あぁ、またそうやって笑う。






俺の心は





ずっと揺らされっぱなし。











********








「明日新しいコップ買いに行こな。」


「おそろいがいい…。」


「!!!?」













俺だけなんて


そんなの悔しいから





俺もお前の心を震わせてやるんだ。









END


_______________________

はい、なんか今月に入って更新率が高くなった気がする・・・。
この小説の背景には今回の東北地方太平洋沖地震があります。

被災者ですがそれをもネタにします←
震度6弱でしたけどw
本当はもっと強い地震で二人をイチャコラさせたかったんですが(コラ)
あんな地震くらわしたら悲恋になる気がしたのでやめましたw

ツンデレのデレを存分に詰め込んだので、楽しんでいただけたら
うれしいです。^^
2011.03.21                           夜

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