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この管理人の小説用ブログです。男同士の同性愛的要素で展開されておりますので嫌悪感を感じる方、男性の方は入室をご遠慮下さい。また当サイトは原作者様・製作関係者様とは一切関係ありません。
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恋が、終わった…

  叶わぬ恋ならば

俺は恋をしている。
それは一般に言う異性ではなく、同じ男。
絶対に結ばれない。

叶わぬ恋ならば、終止符を打とう。
告白をしても、結果は知っている。
彼には彼女がいる。

叶わぬ恋ならば、終わらせよう。
分かっていても、抑えられないこの気持ち。
大好きなんだ。
とは、彼には言えなくて。
ずっと心の中にしまっていた。

死んでしまうくらい、好き。
でも、どうしても、叶わぬものは叶わない。

死んでしまうくらい好き、なのに。
ならばいっそ、死んでしまおう。
彼には決して言わない。
俺の死ぬ理由で、彼に迷惑をかけたくない。

せめて、彼の前では、笑顔で。
死ぬ予兆を見せずに、誰にも気づかれないように、
死のう。

この気持ちを、最後に、この空に打ち明かそう。
”好きだよ。俺の気持ちは永遠に変わらない。”
言ってしまった。誰もいないのに。

首に纏わり付いて絞め付けてくる痛みは徐々に増していく。
腕の力が徐々に失くなっていく。

君が、見えた。

どうして?どうして君がここにいるの?
ダメだよ。こっちに来ないで。
笑顔でいられないよ。

俺の頬が濡れる。
君が来る。悲しそうな顔をして。

首に纏わり付いていた痛みが、消えていく。

どうして?どうして君は泣いているの?
ダメだよ。君は笑っていて。死ねないじゃないか。

”笑ってよ。”

精一杯に声を絞り出した。
なんで悲しそうな顔をするの?俺はそんな顔見たくないよ。

”死ぬなよ。俺はお前が好きなのに。”

やだなぁ、そんな冗談言わないで?本気にしちゃうよ。

”俺もだよ。”

言ってしまった。
でも、君は笑って、俺を抱きしめた。

なんだよ。照れるだろ。

”やっと笑ったね。”

終わったんだね。恋が。

これから、二人の愛が始まる。





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あなたを思うと、胸の辺りが痛むんです。

      好きとすき

毎日毎日学校であなたを見ます。
あなたは僕の仲の良い友達です。同性の。

僕はあなたが好きです。でもあなたには好きな子がいます。
でも僕はあなたが好きです。あなたを思うと、胸の辺りが苦しくなって、怖いほどです。

僕と仲が良いあなたに、少し冗談めいた、本気の言葉を言いました。

「俺、お前のこと、好きだぜ。」

今はこれが精一杯。
でもあなたは少し嫌そうな、顔をしました。
でも少し笑って、

「俺もだぜ。ただ、そんな趣味は無ぇけどな。」

僕はあなたが好きです。
あなたの”すき”と僕の”好き”は何かが違うんです。
なぜなら僕達は同性同士の仲の良いただの友達だから。
そう。”ただ”の。

もし、僕が異性だったら、あなたが異性だったら。
そうなっていたら、僕はあなたが好きではなかったかもしれない。
僕は同性のあなたが好き。

冗談めいた告白から数週間後のある日、あなたは僕に言いました。

「俺、明日好きな子に告白する。」

絶望が、近づいた。

「そうか、頑張れよ!」

それしか、言えなかった。

「ありがとな。やっぱ俺お前好きだわ。」

僕の好きは、あなたのすきと違うけど、きっと明日の相手へは僕の方の好きで。

「俺もだぜ。失敗すんなよ!」

希望が、遠のいた。

僕の気持ちを隠してあなたを応援する。あなたが好きだから。
あなたは僕の声に笑って、手を振って僕の前から消えた。

「俺の分まで幸せになれよ…」

そこにあなたはいないけど、きっとそこにあるあなたのぬくもりに

「俺はお前が好きなんだ。分かってくれよ…」

少しの希望と、かなりの絶望を乗せて、少しの我儘を言う。

きっとこの思いはあなたに届かない。

「だから、少し我儘、言ってもいいよな…?」

急に視界がぼやけて、何も見えなくなる。

「俺の側から離れないで…」

右頬が濡れた。

「俺を好きでいてくれ…」

大好きなんだ、あなたのことが。
あなたを思うと、胸の辺りが痛むんだ。
あなたには、絶対に言えない気持ちを、雫と共に吐き出す。

この思いはあなたには届かない。

そう…絶対に………



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お前と飲むコーヒーは苦く、そして甘い…


コーヒーとキス

早朝と言うよりはまだ夜中、午前3時に目が覚めた。
もう冬とあってか外にはまだ日が出る気配すらない。
部屋が寒く、吐いた息が白む。
隣で眠る恋人は、気持ちよさそうに寝息をたてていた。
妙に目が冴え、再び眠ることが出来なくなってしまった。

跡部は薄い毛布に包まり、寝室を出た。
リビングは人がいなかったせいか、寝室よりも寒く、身が縮こまる。

「(コーヒーでも飲むか・・・)」

そう思い立って、湯を沸かそうとキッチンに向かった。
あまりキッチンに立った事がない跡部は、少しおぼつかない手つきでポットに水を注いでいく。冷たい水だと、直ぐに沸かないと思ったが、読書で時間を潰そうと思い、そのまま全部注いだ。

注ぎ終わってスイッチを押し、ソファに座る。
ローテーブルの上にある、読みかけの本を手に取り、栞が挟んであるページを開く。
パラパラと、ページをめくる音だけが静かなリビングに響く。

30分程経って、やっと湯が沸いた。ポットの音が、読書の世界から跡部を現実へと戻した。

コーヒーを淹れていると、リビングの扉が開いた。そちらを振り向くと、見ただけでも寝起きだと分かるような顔をした俺の恋人、忍足侑士がいた。

忍足は、キッチンにいる跡部に気付き、片手を挙げた。

「おはよ」
「ああ、おはよお」

気だるげな声で返事をし、目線をコーヒーへと移す。すると、忍足は静かな足取りで跡部の隣に来る。
何かと思い、チラリと忍足を見ると、ふいを突かれてキスをされた。

「ん・・・」

こいつとのキスは、どのスイーツよりも甘い。
厳選された最高級のマンゴープリンよりも濃厚で、無農薬で育てられた小豆を使った出来立てのお汁粉よりも温かく、甘い。

しばらくキスを堪能し、忍足の分のコーヒーを淹れる。
マグカップは、跡部のが白、黒のほうが忍足とおそろいで買ったもの。
コーヒーを淹れ終わると、黒いほうを忍足に渡す。

「おおきに、景ちゃん」
「ん。」

景ちゃんという呼び名。今は嫌いじゃなくなった。それほど俺も忍足のことが好きなのだろう。

2人でソファに座り、おそろいのマグカップで同じコーヒーを啜る。

「景ちゃん?今日はえらい早起きやな。まだ4時前やで?」

すると跡部はマグカップを見つめたまま、

「いいだろ別に。なんか目が冴えて眠れなくなっちまったんだよ」

そう言ってコーヒーを口に運ぶ。
忍足は跡部を見つめ、やがてマグカップに目を移しコーヒーを飲む。

「怖い夢でも見たん?それとも不眠症?」

ただ単に眠れなくなっただけで何も異常の無い俺を心配してくれるコイツは本当に優しいと思う。そんな忍足を見て、優しく笑う。

「隣に好きな奴がいて、幸せに眠れねぇほど俺は馬鹿じゃねぇぜ。アーン?」
「景吾…」
「な、なんだよ。」

急に名前を呼ばれて驚いたが、忍足はそのまま続ける。

「俺は幸せもんやな。」

顔を赤らめて満面に笑うから、不覚にもときめいてしまって。

「俺もな。」

俺も、忍足に負けないような満面に笑みを浮かべて。
きっと顔は忍足よりも赤かっただろうけど。

嗚呼、神様。いつまでもこの大好きな人と、苦いコーヒーを飲みながら、甘いひと時を過ごせますように。


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20101016sat Dear  八重子様

素敵小説を下さった気持ちです。どうぞ貰って下さい^^
いつもお世話になってます。こんな私と仲良くしてくれているので
そのお礼も兼ねて・・・
本当にもう私のお姉ちゃんになってく(自重
これからも宜しくお願いしますoyz

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サクサクと足跡をつけても、いつかは海に呑まれて消えてしまう。
スルスルと文字を書いても、いつかは人の足跡で消える。
頑張って造った城も、人の勝手な行動で崩れてしまう。
だけど砂はあり続ける。
砂は砂であり続ける。
どれだけ姿を、形を変えることが出来ようとも、いつかは砂に戻る。

俺は砂になりたい。
砂のような自在に姿を変えることが出来る存在に。
だから俺はイリュージョンに全てを懸ける。
たとえ詐欺師と呼ばれても、それはただの褒め言葉。
砂で造られた城という偽造を人に使う言葉に直しただけ。
同じ人物が二人居たなら、どちらかは偽造。出来る限り本物に近づけ、本性を出さず騙し続ける。砂よりも完璧に偽造し、役に成り切る。
それが俺に課されるコートというステージでのイリュージョン。
そのイリュージョンが成功したとき、俺は勝利を飾ることが出来る。
ステージから降りたなら、そこからは真実の世界。
偽造した砂は全て海に返す。そして海水に磨かれ、次のイリュージョンにさらなる輝きをくれる。

完全なる詐欺を造り上げ、ステージが終わったなら仮面を剥ぐ。それはまるで海に揉まれる砂浜のよう。

今日も俺は、相手に勝つために、誰にも分からない詐欺を造ろう。
これが俺の、華麗なるテニス。

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跡部は、いつもの熱帯夜で、あまり寝付けず、睡眠不足だった。
熱帯夜が毎日のように続き、暑いのが嫌いな跡部は、苛立っていた。

「また20分しか寝れてねぇ…ったく、いつになったらこの暑さがおさまるんだ!?」

隣で寝ている恋人は、気持ち良さそうに寝息を立てている。
いつもの伊達眼鏡は、机に置いてあり、端正な顔立ちが見える。

「ゆうし。暑くねぇの?」

忍足の長い前髪を払い、顔全体が見えるようにして、後ろ髪を梳いた。
切れ長の目にスッと通った鼻、愛の言葉を囁く唇。
じっと見てられるのはこいつが寝ている間だけ。
起きている時は、逆に見つめられて、恥ずかしくなって目を逸らしてしまう。

忍足が寝ている時にしか素直になれない。
でも忍足が起きているほうが好きで。

ふと時計を見ると、まだ午前4時を回ったばかりだった。

「ゆうし……大好きだよ。」

そう言って、ベッドから抜け出し、水を求めキッチンへと脚を運ぶ。
冷蔵庫から新しいミネラルウォーターを取り出し、キャップをひねる。
まだ起きてから10分前後しか経っていないため、力が入らず開けられない。
どうしたものかと考えていると、いきなり背後から水を奪われた。
振り向くと、そこには寝ていたはずの忍足がいて、簡単にペットボトルを開け、ペットボトルを跡部の口にくっつけた。

「飲み?」

一言言うと、ペットボトルの口を傾けた。

「んぅ…んっ…むぅ…」

跡部は口を開けて流れてくる水を飲む。しかし、ほとんど飲みきれず、顎、首筋、鎖骨へと水が流れて行く。

「エロいなぁ…景吾…」
「んっ…ぅんっ…」
「水飲むだけでなんでそないにエロいねん。」

ペットボトルを離すと、水は跡部の口、首、胸元まで濡らしていた。
ペットボトルの中身はもう4分の1にも満たない。

「あーあ。びしょ濡れやなぁ景吾。気持ち悪くない?」
「…張り付く。」
「せやろ?ほな、脱がせたるから、おとなしくしとってや。」
「うん…」

忍足は、跡部をソファーまで運び、寝かした。
薄い紫色のワイシャツのボタンを外していく忍足の指を跡部はじっと見る。

「なあ…ゆうし?」
「なん?」
「いつ、起きたの?」
「んー…いつになったらこの暑さがなんたらってところからやな。」
「なっ!ほぼ最初からじゃねぇか!」

忍足はワイシャツのボタンを全部外した。

「かわいかったで~、ちゃんと告白聞いたしな。」
「な…!忘れろ!」
「何で?俺も好きやで…景吾…」

湿った白い肌にキスを落とす。

「んっ…俺も…」
「おおきに。ほな、これ着て。」

そう言って忍足は、薄い桃色のシャツを手渡す。
跡部はおとなしくシャツに腕を通す。

「…眠い。」
「じゃあ冷房つけたるから、ベッド入りや。」
「うん。待ってる、から、一緒に寝よ?」
「あぁ、ええで。待っとって?」
「うん。」

跡部が寝室に行くのを見遣ってから、冷房のリモコンを取ってボタンを押す。

「……景ちゃん可愛すぎやろ!襲いたいけどなぁ…今日は我慢しとこ…」

そう言って忍足は、室温設定とタイマーをセットして跡部が待ってる寝室へ向かった。

「お待たせ景ちゃん。起きとる?」
「…うん。早く来て…」
「はいはい。眠いねんな。」

忍足は跡部が入っているベッドへと入り込んだ。
そして跡部の肩、腰に腕を回し、自分の胸に引き寄せた。

「…ゆうし、暑い。」
「景ちゃんとこうしてないと、俺の心が寒いねん。」
「全然、うまくない。」
「ほんまやな。」
「…寝る。」

一言、跡部は言って忍足に抱き着いた。
すると、すぐに寝息を立てた。

「ほんまにかわええ…天使の日に生まれただけあるわ。」

忍足は、すやすやと眠る跡部の額にキスをし、やがて夢の中に堕ちた。

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